今年のクリスマスは、出町柳（京都）と蛍池（豊中）で、まちづくりサビーナ・コンサートでした。クリスマスにちなんだ曲、また冬の曲をいろいろ演奏しました。

　個人的に印象に残ったのは、《山小舎の灯（やまごやのともしび）》。私にとっては、今回初めて出会った曲でしたが、京都公演でも蛍池公演でも、口ずさみながら聴いてくださるご年配の男性のお客様が何人かいらっしゃいました。蛍池公演では、目元にハンカチを当てながら聴いてくださった方も…。

　戦後間もない昭和22年の曲。どんな思い出とリンクしたのかなぁ。

　知らなかった曲を丁寧に演奏することで、聴いてくださった方の（私の知らない）過去が蘇ってくるところに立ち会える不思議…。音楽には大きな力があることを実感したクリスマスでした。